お隣さんの空き家の話

こんにちは!みやた円満相続事務所の宮田です。ブログを見ていただき、ありがとうございます。
先日、相続のご相談で、富山県の方のご実家にうかがった際のことです。

玄関先でご挨拶をしていると、お客様が、ふと隣のお家を指さしてこうおっしゃいました。

「あの空き家、ずっと放置されたままで、木がどんどん伸びてきてるんですよ。うちの敷地にまで枝が入ってきていて…。誰か何とかしてくれないものですかね。」

相続の本題に入る前の、いわば「余談」として話してくださったのですが、私にはとても他人事とは思えませんでした。なぜなら、これは相続と深く関わる問題だからです。

空き家問題は、相続問題でもある

全国で空き家が増え続けています。総務省の調査によると、日本の空き家は約900万戸で、過去最多を更新しています。空き家率も13.8%と過去最高となっています富山県では、土地統計調査によると約7戸に1戸が空き家と言われています。個人的には多く感じますし、私の地元砺波市でも空き家は多いです。その背景にあるのが「相続」です。

親御さんが亡くなり、お子様が実家を相続したものの、誰も住む予定がない。売りたいけれど話し合いがまとまらない。そのまま何年も、何十年も放置される——こうしたケースが後を絶ちません。

隣の空き家も、もしかしたらそのような事情を抱えているのではないでしょうか。もちろんご本人に聞かないと分からないことですが、所有者が亡くなった後、相続人同士で話し合いができていない、あるいは相続手続き自体が済んでいない、というケースは非常に多いです。

「うちは大丈夫」が一番危ない

今回、隣の空き家に困っておられるお客様は、逆の立場になりうることを、ご自身でも少し感じていらっしゃるようでした。

「私たちも、いずれこの家をどうするか決めないといけませんね……」

今日「困らせている側」の空き家も、かつては誰かの大切なご実家だったはずです。そして今日「困っている側」も、相続の準備を怠れば、10年後・20年後に同じ立場になりかねません。
相続は元気なうちに、家族で話し合い、専門家を交えて整理しておくことが、ご自身のためにも、ご近所のためにも、そして次世代のためにもなります。

「隣の空き家の木が……」という一言には、日本社会が抱える相続問題の縮図が詰まっていると、私は感じます。
もし今、実家のこと、土地のこと、相続のことで少しでも気になっていることがあれば、どうかお気軽にご相談ください。余談のような話でも、そこに大切なヒントが隠れていることが、往々にしてあると思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人

みやた円満相続事務所 宮田 政弘

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