「子どもに迷惑かけないように」と思って生前贈与をしたら、、、
こんにちは!みやた円満相続事務所の宮田です。ブログを見ていただきありがとうございます。富山県は少しずつ暖かくなり、半そでを着ている方が増えてきました。私の趣味の一つで朝刊野球(朝5時30分プレイボールの草野球)の開幕が来週からなので、身体を動かす機会を増やしていっております。
「将来、子どもに迷惑をかけたくない」
そう考えて、生前贈与を始める方はとても増えています。先月開催したセミナーの参加者の方からも、生前贈与について相談を受けました。「ご家族に迷惑をかけないように」と思って生前贈与をすることは素敵なことです。
ただ実際には、「良かれと思ってやったこと」が、後から問題になるケースも少なくありません。
今回は、実際によくある注意点をご紹介します。
①子ども名義の口座で管理していたが、注意が必要になることも
お子さまやお孫さまのために、親御さんが口座を作り、そこへお金を積み立てているケースはよくあります。
ただし、
- 通帳や印鑑を親が管理している
- 贈与を受ける側が内容を把握していない
- 自由に使える状態になっていない
などの場合には、「実際に贈与が成立していたのか」が確認されるケースもあります。
もちろん、すべてが問題になるわけではありません。
ただ、生前贈与は
「渡したつもり」だけではなく、
“受け取った側が認識しているか”も大切なポイントになります。
そのため、
- 贈与の記録を残す
- 名義だけでなく管理状況も整理する
- 家族で共有しておく
といった準備が、将来の安心につながります。
②不動産を贈与したら、逆に負担が増えた
不動産の生前贈与は、相続対策として行われることがあります。実際私が過去生前贈与についての相談を受けた中でほとんどは不動産の生前贈与でした。もちろん不動産を生前贈与するメリットはあります。
ただし、
- 登録免許税
- 不動産取得税
- 将来の売却時の税金
など、思った以上に負担が出ることもあります。
「相続の方が良かった…」
となるケースも実際あります。不動産贈与する場合、税金のことを加味した上でお考えすることをオススメします。
③「早めに贈与していたから安心」と思っていた
以前は、亡くなる前3年以内の贈与が相続税の対象として持ち戻されるルールでした。
しかし、法改正により、
現在は段階的に“7年以内”まで対象が広がっています。
そのため、
「毎年コツコツ贈与していたから大丈夫と思っていた」
という方でも、
想定していたより相続税に影響するケースがあります。
ただし、
- すべての贈与が対象になるわけではない
- 一定額までは加算対象外となる仕組みもある
など、細かなルールがあります。
そのため、
- いつから始めるか
- 誰に渡すか
- どの財産を贈与するか
を、早めに整理しておくことが大切です。
生前贈与は、「とりあえず毎年渡しておけば安心」というより、今の制度に合わせて進めることが重要になっています。
生前贈与は、「家族で共有すること」も大切です
生前贈与は、節税だけでなく、「想いをどう引き継ぐか」も大切なポイントです。
ただ、内容を家族が知らないまま進めてしまうと、
- 「聞いていなかった」
- 「なぜ自分だけ違うの?」
- 「後から知って不信感につながった」
といった、感情面のトラブルにつながることもあります。
もちろん、すべてを細かく話す必要はありません。
ただ、
「どういう想いで準備しているのか」を、少しでも家族で共有しておくことで、将来の安心や円満な相続につながるケースは多くあります。
ご家庭によって、合う方法はそれぞれ違います。
だからこそ、制度だけでなく、「ご家族の状況に合わせた準備」が大切です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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