相続対策の手段を提示することが、相続コンサルタントの役割か?
こんにちは!みやた円満相続事務所の宮田です。ブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今月は5つの相続セミナーを開催させていただいております。昨日は富山市の山室で、本日は富山市の蓮町でセミナー講師をさせていただきました。本日のセミナーも無事終了し、声が少し枯れている状況です(笑)
今回のテーマですが、相続コンサルタントの仕事は「解決策の手段を提示することなのか?」という点で記載させていただきます。
例えば、「相続税がかかりそうなので節税を考えています。どうしたら相続税を節税できますか?」という質問を受けました。
質問に対して専門家が「相続税の節税は○○○や△△△といった方法があります」と答えました。
相談者は「ありがとうございます。やってみます。」と話し、その通り進めました。
間違っているとは思わなく見えますが、では今後相続対策はうまくいくのでしょうか?
実は、そう簡単にうまくいかないのが相続現場のリアルです。
多くの方は「手段」から考えてしまう
先ほどのケースでは、専門家のアドバイスをそのまま実行されました。ここで1つ「あれ?」と思うことがあります。それは
「家族などの関係者の合意が取れている?」
つまり、専門家のアドバイスと、ご家族それぞれの考えと違った場合、そのまま進めても良いのか?
相続現場を見ている私でしたら、まずご家族のお考えを聞くことを最優先にします。つまり、「ご家族の合意形成をとる」ことが相続対策の目的だと考えています。
例えばご家族の一部の方が、「私はあまり納得していないけど、専門家のアドバイスだからそのまま対策するか」と思われている場合、このような心情のまま、貴重な時間をかけて相続対策したとしても、これが果たして円満相続になるのでしょうか?
相続対策の何かをすることも大切なことですが、相続対策においてまず考えることは、相続対策の手段ではなく、相続対策の全体設計をし、ご家族の合意形成をとることと思います。
まずは、相続対策のロードマップの作成から
相続対策をする場合、どの順番で進めるかを考えます。例えば
- 家族の状況を整理する
- 財産を把握する
- 課題を整理する
- 対策の優先順位を決める
- 必要な専門家につなぐ
といった流れがあります。この全体像がロードマップの一例です。そして家族の気持ちをまとめることも重要です。
親はこう考えている。
長男はこう思っている。
長女は違う考えを持っている。
それぞれに正しい理由があります。だからこそ、ご家族の合意形成をしないままにすると、後になって
「やっぱり納得いかない」という問題が起こることもあります。
相続対策とは、家族が同じ方向を向けるように、対話を重ねながら進めることでもあります。
まとめ
相続対策で本当に大切なのは、
家族の想いを整理し、全体の設計図(ロードマップ)を描き、その上で一つひとつの対策を実行していくことです。
だからこそ、私は「何をするか」ではなく、「どのような順番で、誰と一緒に進めるか」を大切にしています。
相続は、一つの手段だけで解決できるものではありません。
家族が納得し、安心して未来へ進めるように、全体を設計すること。それこそが、本当の相続対策だと考えています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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